マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ第8節でボーンマスに0-3で敗れ、公式戦8試合未勝利の状態に陥った。これにより、同クラブは最下位のサンダーランドと2ポイント差で16位に転落し、チームの崩壊危機が顕在化した。リサンドロ・マルティネスやブルーノ・フェルナンデスといった選手やキャプテンからの批判が相次いでおり、マイケル・キャリック監督の解任が現実味を帯びていると報じられている。
試合後のオールド・トラッフォードでは、観客はキャリック監督がピッチを退く際にチャントと拍手を送った一方で、選手たちには容赦ないブーイングが浴びせられたとスポーツ専門メディア『アスレティック』が報道した。クラブOBのガリー・ネヴィル氏は、イギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて、選手たちのプロ意識の欠如を指摘した。ネヴィル氏は「ボーンマス戦はひどく、中身のないパフォーマンスだった。選手たちは集中力を欠き、戦うことを放棄している」と述べ、キャリック監督は「誠実で信頼できるプロフェッショナルだが、今のロッカールームの選手たちとは正反対の人間だ」と語った。さらに、ネヴィル氏は「キャリックは代償を払うことになるだろう」と警告し、選手たちが彼に背を向けたと指摘した。
ネヴィル氏はまた、上層部への批判も行った。彼は「プレミアリーグのタイトルから遠ざかってもう14年になる。マンチェスター・ユナイテッドは成功するための体制が整っていない」と述べ、エリック・テン・ハフ元監督やルベン・アモリム前監督とともに、3シーズン連続で苦戦を強いられている現状を指摘した。彼は「上層部は拙い決断を下し続け、非常に大きなダメージを与えている。監督のせいにするだけでは済まされない。もっと高い層が責任を負うべきだ」と語った。
現在、マンチェスター・ユナイテッドはキャリック監督の解任を検討しているが、解任だけで根本的な問題が解決するかは不透明である。クラブは今後の戦術再編や選手のモチベーション向上、上層部の組織改革など多岐にわたる課題に直面している。次の試合では、チームがどのように立ち直るかが注目される。
