ドルトムントが試合観戦の新たな体験を提供するため、公式スマートフォンアプリに「Fan Mode」機能を追加しました。24日のフランクフルト戦から本格導入され、スタジアム内でスマートフォンをロックしたまま試合を観るファンにポイントが付与され、上位に入ったファンにはサイン入りユニフォームやファンショップのギフトカードなどが授与される仕組みです。
「Fan Mode」はアプリ内でオンにするだけで、スマートフォンをロック状態にします。ロック中は試合中に分単位でポイントが貯まり、ハーフタイムは通常通りスマートフォンを使用できるものの、後半に入ると再び「Fan Mode」に戻す必要があります。さらに、スタジアムにいることを確認するために位置情報へのアクセス許可が必要です。利用は任意で、抽選への参加も自由です。
ドルトムントのメインスポンサーであるVodafoneが2023年に実施した調査では、試合中にスマートフォンを頻繁に使用する観客が全体の63%に上ると報告されました。クラブは、SNSや自撮り、配信に没頭するファンが増えていることを懸念し、試合を生で体験する価値を再確認させるためにこの機能を導入したと説明しています。
カーステン・クラマー社長は「8万1千人を超える観客が一斉に歌い、声援を送り、息をのむ瞬間は他に代わるものがない」と語り、ライブ感覚を大切にする姿勢を示しました。Vodafoneドイツのマルセル・デ・フロート社長も「サッカーは瞬間と感情を体験してほしい。スマートフォンはポケットに入れたままにし、ピッチ上や観客席で起こることに集中してもらいたい」とコメントしました。
この試みは、ファンが試合をより集中して観戦できる環境を作ると同時に、クラブとスポンサーにとって新たなファンエンゲージメントの機会を提供します。今後、ドルトムントは他の試合でも同様の仕組みを拡大し、ファン体験の質を高める方針を示しています。
